コウカナ?と思ったことを書いてみる。

「そんなに語りたきゃ自分のブログでやれ!」「…ハイ、そうします/_;」ネット掲示板で読んだあれこれにコウカナ?と思った事を日々投稿してます。このブログはその覚え書きです。

はてなブログの「二分の一成人式」の記事感想

はてなブログの記事、

二分の一成人式の憂鬱。「将来の夢なんかない」と泣く我が子になんて声をかければ?』

 を読んで、なんか我が子たちと似てるとこあるな〜、似たようなやり取りしたかもな〜、今だったらどう対話するかな〜、と想像をかきたてられてしまったので、つらつら書き記します。

https://www.cotohaha.net/entry/nibunnoichi


(私のやり方が良いとかの押し付けやアドバイスなどでは、全っ然、ないです、念の為。別の子供・別の親なので、それぞれコミュニケーションの試行錯誤してきた別の暫定解があるでしょう。
ただ私は、いつもどおり「私は私は!言いたい言いたい!」欲に突き動かされて、ネットの海に文を垂れ流すのです…)
(ブックマークコメントの100字でもTwitterの140字でも書ききれなかったので久々に…)

以下、引用と、私の想定応答・感想を交互に記載します。
 
 

「将来の夢とか、やりたいことなんか、なんにもない・・・」とはらはら泣く息子。

「そっかー…ないのか〜」って言うかなぁ、そう泣かれたら。
そう思って、書けなくて、机の前でずっと困ってたのかぁ…と追体験してみる。
つい、そんなもん嘘でいいからちゃちゃっと書きゃいいじゃん、と本音を言いたくなるけど、まだ10歳だとそれはちょっと早いかな〜。中学生なら言っちゃいそう。

「前に会社員になりたいって言ってたじゃん。それでいいとよ」
「そんなん書いたらみんなに馬鹿にされる。先生は“夢は大きく”って言ってた・・・」

「馬鹿にされちゃうのか〜そりゃ辛いわなあ…全員が馬鹿にするとも思えないけど、馬鹿にする人がいたら嫌だよねえ」
「夢は大きく?ま、それもそうだけど、別に小さくても夢はいいものだし、夢なくっても全然オッケーだと私は思うけどねえ…まァ先生が言うことと違うように書くのは嫌かもねえ…」

先生…子供にそんな誘導すること言ってどうすんの…?大きな夢を恥ずかしがったり、からかったりするのの防止かもしれないけどさ〜、声掛けのガイドラインとかないのかね?まあ行事が行事だからなぁ、あまり期待できないな。

「じゃぁなんか大きな夢を書けばいいじゃない?社長とかは?」
「でも失敗するかもしれない」

「失敗したらやだ?そっかー、失敗は辛いからねえ…とはいえ、失敗のない人生は無いわけだしねえ…」本人が失敗が嫌だという気持ちを、作文を書くまでの短時間で変えられる気がしないので、とりあえずそこは争わないかなぁ。
でも「失敗は嫌だ」でこり固まってるのを強化したくはないから、ブログ主さんのように「失敗してもいいんだよ」とはきっと言うと思う。

「失敗したっていいとよ。ねぇ友だちが失敗したら笑う?笑わないでしょう。誰だって失敗することあるんだから。Aが失敗したって誰も笑わないよ」
「失敗したら立ち直れないし、そしたら、もう復活できない・・・」とまた泣く。

「ありゃりゃ、そうでもないんじゃない?自転車だっていっぱい転んで失敗したけど乗れるようになったし!大丈夫だと思うけどねぇ〜」
復活できない、とまで今現在思いつめてても、過去に反証があればあげてみる。事実と、大丈夫だとお母さんは思う、と言うかな〜。
うちの末っ子だと、「あなたは大丈夫」と言うと「決めつけないで」と怒るので、あくまでも「私から見た印象、感想」のスタンスで。

「そんなの書かない。プロ野球選手とか・・・でもおれは・・・」

子供が言いよどんでたら、「おれは…?」と促すくらいにして、がんばって待ってみたりする。末っ子は途中で口を挟むと収拾がつかないくらい怒るので、私も学習した…

「いいじゃん、何でも。自分が好きなこと書けば。Aはスポーツ得意じゃない?歌も絵も上手やし。何をやってるときが一番楽しい?」
「なにもない」

ここは、「歌ってるとき楽しそうだよ?」「サッカーでゴール決めたときめっちゃガッツポーズしてた」とか子供が何かして楽しそうだった様子の具体的なこと言って見るかも。実体験を思い出したら、何か書けるかもと期待。

「ずっと子どもでいたいと?大人になりたくないとか?」
「そんなんじゃない」

ここは、ちょっぴりブチ切れてる感がありました…。まぁ私も子供の作文に付き合った真夜中3時にキレかけたことある…いやキレてたかも…夜も更けるのに書けてないと、じゃあどうすんだよ?!明日寝坊するじゃん!とかね…。
ブログ主さんが苛ついてたとしたら、そりゃ苛つくだろうと勝手に共感します…(でも、夢がないのと大人になる・ならないはあんま関係ない気がするのです…、あ、ただ気がするだけですが…)

「いいこと思い出した・・・」とバスタオルで頭を拭きながら言う。「なに?」「グーグルの小学生のなりたい職業の第5位に“会社員”って書いてあった」と。とりあえず泣きながら眠るようなことはさせたくなかったので、「よかったね、じゃ、それ書けばいいじゃない」と言ったが、内心は複雑で。

なん?私に聞く前に既に調べてたわけね・・・。そしてみんなが思うものだから安心して発表できるわけね。

あ、良かった!自分で自分に枠をはめて悩んでたような気もするけど、とにかく本人が納得して書ける選択肢があって!笑われないと安心して書けるならそれでとりあえずOKOK!
笑われようが毅然として本心を発表「しなければならない」ような大層な行事じゃないもん。笑われても発表したかったらもちろんそれも良いと思うけども。
 

「別に、みんながなりたい職業じゃなくても、Aがなりたいと思う職業があれば、それ書けばいいとよ」と言ってはみたが、自分でも虚しかった。私がいつも「みんなどうしてる?」みたいなこと聞くから、そういう思考になっちゃうんだよね。

お母さんがいつも言ってるから、というのがゼロじゃないかも知れないけど、むしろクラスの雰囲気かも〜?
うちの末っ子の小6時のクラスは先生のタイプからし同調圧力が強くて、子供の行動原理が「怒られないようにみんなと合わせる」「先生の言った通りにしないとダメ」だったけど、他の先生が担任のときはそうでもなかった。
あと子供の個性もあるしね。

 
      ※   
 
問題点を列記しているところの感想。

1.困ったことがあるのに私に言ってこない

う〜ん、私自身は大人になるまで人に相談するって発想がなかったなあ。プライドと自己評価が高くて、なんでも自分で解決できると思ってたような気がする…。

2.自分の意見がない

うちの真ん中と末っ子も「自分の意見はない!」派だねぇ…。真ん中は「大体のことはどうでもいい、いろんな人が客観的に見て一番妥当で、一番トラブルにならない選択肢を選ぶ」と言うので、「それはその場の最適解を強く求めてるのでは?それも君の自己主張だと感じるけど」と言ったら「そうかも…」と言っていた。

末っ子は「全てのものには良い事と悪い事があるからどっちと決められない。決まりがあればそれに従う」と言うので「物事を多面的に見る習慣はいいと思うけど、ある意味選択責任を放棄した生き方では?」と言ったら考え込んでたけれど…。

3.自己肯定感が低い
 →同上。自分には何もできない。失敗を乗り越えられないと思っている。

これはツライねえ…。うちの第一子が割とこれ。思うに、幼少期から失敗体験が多かったのよね、ヤツは。
めぐり合わせもあるし、嫌なことを忘れにくいたちなのもある。なんとか日常で小さな成功体験を積ませてあげたいよね…。
我が家ではあまりやってあげられなかった後悔がある。でも本人が中学高校と自分の世界を持つようになって、自力で成功体験を重ねて行ってる感があり、ゴメンな…と、頑張れ…!と、凄いなキミ…と、今からでも良かったことは積極的に一緒に喜んでいくぞ!と、こうやって親を離れて一人前になってくんだなあ…って感慨がある。

4.プライドが高い
 →同上。人に笑われるのが嫌。自分で自分の失敗が許せない。だから挑戦できない。

末っ子がちょっと似てる。「自分で自分の失敗が許せない」のは、もうどうしょうもない感じだったので仕方なくほっといたです、私の場合。
大丈夫だよと言っても泣くし、失敗しちゃったねと言っても泣くし、辛かったねと言っても「人の心の中を決めつけないで」と怒るし、次頑張れと言っても泣くし、万策尽きた感じ。
たまたま真ん中の子が、失敗してもテヘッてごまかすとか、まあいいやができるタイプだったので、身近に失敗した時の「良い加減にいいかげん」ロールモデルがあったせいか、年齢とともにだいぶ緩和されてきてる。


この辺まで書いて、続きを全部よく読み直したら、ブログ主の方、お一人で子供さん複数育ててらっしゃる方じゃないですか!!
触発されて自分語りしたけどちょっと、いやかなり恥ずかしくなってしまった…。

いつもどおり、まとまらないままこれでおしまい。